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静乃と新治第五部 ~意外な黒幕 後篇

ひた隠しにしていた真実を話そうとした瞬間、密閉空間で頭部を破裂させ息絶えたリー。

こ、これは?

静乃たち四人はリーの惨状を見てあたりを見回したが狙撃された様子はない。

これは…

自爆チップを埋め込まれていたようじゃ。


リーの変わり果てた遺体を観察していた四谷博士はポツリと言った。

自爆チップ?

後頭部に小型のプラスチック爆弾と思考センサーが埋め込まれていて、
あらかじめ設定された状況下で特定の情報を言いそうになると爆発する仕組みになっておる。

すでに数ヵ国がスバイの頭部に埋め込んで使っているが…


どうしたんです?博士?

そこで押し黙った四谷に声を掛け続きを促す静乃。

この研究所で開発されたものじゃから探知システムも完璧でな。

その探知システムに引っ掛からない自爆チップを作れるのはわしの知る限り一人しかおらん。


誰なんですか?

静乃が話を促す。

それは…

やあ!お父さん!

生きておられましたか。


四谷博士が言い掛けたと同時に研究室に設置された通信モニタから聞き覚えのある声が響く。

それはナナと十三のクローン元である隼人だった。

は、隼人!

あまりのタイミングの良さにさすがの四谷博士も狼狽する。

隼人さん!

思わず静乃も絶句する。

やあ!静乃ちゃん!

また一段と綺麗になったね。


隣にいるのは新治君だっけ?

結婚式以来だな。


このタイミングで現れたと言うことは…

隼人の話を遮り四谷博士が問いかける。

…ああ、そうさ。

父さんの想像している通り、リーをけしかけたのは僕だ。

タイミング悪く用心棒が寝室にいたので止めを刺せなかったとリーから聞いたよ。


何のつもりじゃ。

声を震わせながらも問い詰める四谷博士。

何のつもりかって?

若い頃は散々好き勝手やって、挙げ句の果てに母さんまで実験台にしたあんたが、
今じゃ倫理だ道徳だとヘドが出るようなことを言っているからさ。

「科学者は倫理なんて二の次だ」と散々言っていた癖に。

それでまあ俺は俺のやり方で今後は行かせて貰おうと思ってな。

あんたには遺産代わりに最新研究を頂いてあの世に行って貰おうかと思ったが…

まあ良い。

とにかくそういうわけだからそこには一生戻らないし、追って来たヤツは皆殺しにする。


そんなことを龍之介様が許すと思っとるのか?

許すも許さないも俺を追い詰めようとしても無駄だ。

龍之介様には「これからは商売敵になるがよろしく」と言っておいてくれ。


隼人さん!思い直し…

静乃がそう言いかけたが通信は一方的に切られた。

四谷博士を含め、その場にいた全員が重い空気で消えたモニタを見つめる。

只の裏切り者ならまだ簡単だ。

石橋家の情報網で探し出し抹殺するのみである。

だが相手は四谷博士の長男だ。

しかも龍之介とは幼馴染みでもある。

皆沈痛な思いでいた。

皆そう考え込むな。

普通通り対処すればええ。

アイツとはこれ限りじゃ。

もう縁を切ったわ。


四谷博士は皆の気持ちを察しそう呟くが、沈痛な思いは隠しきれなかった。

博士…奥様って…

先ほどの隼人の言葉が気になり尋ねる静乃。

ああ、あれか。

もう20年以上も前の話じゃ。

隼人がまだ小学生だった頃、女房が若年性の癌に侵されてな。

当時石橋研究所で薬物部門を立ち上げたばかりのワシは、無謀にも正常な細胞は傷つけず、
癌細胞だけを死滅させる薬の開発に着手したんじゃ。

当時科学者として天才だと自負していたワシなら出来ると確信しておった。

一介の兵器屋風情で薬学のことなど何もわかっていなかったのにな。

余命一年と宣告された女房はそんなワシの研究に喜んで付き合ってくれてな。

でも癌の活動だけを抑えるつもりが、健康な細胞まで影響が出たり、
健康な細胞を活性化させるつもりで混合した薬物が癌の細胞まで活性化させたり…

素人が専門家に先んじて結果を出そうとしているのじゃ。

それはそれは難問が山積みじゃった。

それから1年半。

とうとう女房が他界してな。

その時ワシは思ったのじゃ。

今までは作ったものが周りにどう影響するかなんぞこれっぽっちも考えていなかった。

その結果視野が近視的になり、女房を死なせてしまった。

これからは結果が周りにどう影響をするか考えて物作りをしようと。

それからワシは大規模な攻撃兵器は作らんようになった。

お前さんたちの装備でもそうじゃが圧倒的に防御するものが多いじゃろう?

集積レーザーは攻撃兵器じゃが、あれはピンポイントで狙う武器じゃ。

只ドカンドカンとキノコ雲を作るような兵器はワシの美学に反する。

まあ隼人はそれが気に入らなかったようだがな。


そんなことがあったのですね。

静乃は沈痛な面持ちで相槌を打つ。

てっきり只のスケベジジィだと思っていただろう?

ニヤニヤしながらそう受け答えする四谷博士。

えっ?

ま、まあ、ちょっと見直したというか、只のスケベジジィではなかったことはわかりました。


静乃も重い雰囲気を払拭するために敢えて合わせて答える。

まあそんなワケじゃから、隼人のことは気にせんで、いつも通り対処してくれ。

四谷博士は懸命に笑顔を取り繕いそう言った。



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